吉良温泉
忠臣蔵で知られる吉良上野介ゆかりの地・吉良町に湧く吉良温泉。
西は知多半島、東は渥美半島に囲まれた三河湾のリアス式海岸沿いに位置し、すばらしい景観が魅力の温泉地です。
かつては国内では珍しい放射能泉が湧いていましたが枯渇し、その後新たに発見された源泉の泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物泉で、神経痛・リウマチ・胃腸病・婦人病・冷え性などに効能があります。
三河湾に面した2つの海水浴場のうち、宮崎海水浴場は「日本の水浴場八十八選」にも選ばれる美しいビーチ。
宮崎漁港を挟んで隣の恵比寿海水浴場まで、300mほどヤシの木が続く風景は南国情緒満点。
2006年にはハワイ州の認可も受けて「吉良ワイキキビーチ」と命名されました。
温暖な気候と白い砂浜も南国ムードを盛り上げ、7月〜8月には愛知県内から多くの海水浴客が訪れます。
海岸沿いには大型リゾートホテルを始めとして、中小規模の旅館や民宿が建ち並び、宮崎港で水揚げされたばかりの活きの良い魚介類がそのまま食膳に並びます。
周辺には吉良上野介にまつわる史跡も多く見られ、治水のために一晩で築いたとされる黄金堤は、現在は桜の名所となっています。
吉良家の菩提寺とされる華厳寺では、上野介の命日となった赤穂浪士討ち入りの日に供養の法要が営まれます。