西浦温泉
三河湾に突き出た西浦半島の先端に位置し、三方を海に囲まれた風光明媚な地に湧く西浦温泉。
1954年に開湯された比較的新しい温泉地ですが、その景観の美しさは万葉の昔から讃えられ、万葉集にも安礼の埼の名で歌に記されている名勝です。
「万葉の小路」や「俳句の道」など古の人々にちなんだ名所もあり、360度の絶景の海を眺めながらの散策が楽しめます。
泉質は主にアルカリ性単純泉ですが、ナトリウム・カルシウム塩化物泉、単純緑バン泉などもあり、源泉の温度が27度程度と低いため加熱処理をして各温泉施設に引かれています。
アルカリ性単純泉の効能は神経痛・リウマチ・疲労回復・美肌効果などで、肌に優しい柔らかな湯が特徴です。
三河湾の海岸線から続く丘の中腹に大型宿泊施設が建ち並ぶ光景は「東海の熱海」とも呼ばれます。
三河湾の絶景を見下ろしたり、海に続くような一体感のある展望風呂や露天風呂はいずれも眺望自慢。
特に西の知多半島の向こうに沈む、真っ赤な夕陽を眺めながらの入浴は感動的。
時を経ても変わらない大自然の美しさに癒されます。
ヨットやボートなどマリンスポーツの基地である西浦マリーナにも近く、夏期間には西浦パームビーチは海水浴場として多くの観光客で賑わいます。
倉舞港からは高速船も発着し、三河湾観光の拠点としても便利です。